笑気ガス鎮静法

「歯の治療は、痛くてこわい!」あなたや、あなたのお子さんもそう思っているかもしれません。
実際にはほとんど痛くない治療でも、患者さんが「痛いかもしれない」と不安に思っていると、本当に痛く感じてしまうこともあります。

不安に思っている状況とリラックスしている状況とでは、リラックスしている方が痛みをあまり感じません。大人でしたら、深呼吸をして自分をリラックスさせたり、ドクターやスタッフに質問したりして、事前に不安を取り除く方法を試すことができますが、お子さんはそうはいきません。

お子さんの不安な気持ちをやわらげて、リラックスして治療を受けていただくために、当院では「笑気吸入鎮静法」を取り入れています。

笑気というのは、全身麻酔に使用される麻酔の一種です。それを、酸素と混ぜて、20~30%の低濃度にして使用します。笑気ガスが甘い香りでふんわりと漂ってきますので、それを治療の間、普通の空気のかわりに自然呼吸するだけです。もちろん意識ははっきりしたままで、不安な気持ちや恐怖心を抑える効果があり、ゆったりとリラックスした気分になります。

副作用もほとんど無く、笑気ガスを吸うとすぐに効果が現れ、止めるとすぐに回復するため非常に安全です。また、保険が適応されますのでご安心ください。

「歯科医院は痛くないし、こわくないんだ!」とお子さんに思っていただければ、むし歯を治療したあとの予防を積極的に行なって、これからはむし歯に縁のない人生を送ってくれるかもしれません。

私自身、子供のころ、むし歯の痛さと治療の恐怖に悩まされましたから、子どもたちには同じ苦労をしてほしくないと願っています。私の目の前にある1本のむし歯を治療することだけが大切なのではなく、それ以上に、歯科医院嫌いのお子さんを一人でも減らすこと。そして、将来むし歯になるリスクを少しでも減らしていくことが私の使命だと思っています。